コンクリートに穴をあけようと思っても一般的な鉄や木材の穴をあける為のドリルでは難しいです
コンクリートに穴をあける為にはいくつか専用の道具が必要となってきます
棚やフェンス、ポールの取り付け等、コンクリートに穴を開ける場面は意外とあります
そんな時に何を準備したら良いのか迷ってしまう事があるかもしれません
なので本記事ではコンクリートに穴あけをする為に必要な道具と選び方を解説します
1.コンクリートの穴あけに必要な道具一覧
2.各道具についての解説
3.コンクリートに穴あけをするまでの流れ
4.まとめ
コンクリートの穴あけに必要な道具一覧
- ハンマードリルまたは振動ドリル
- コンクリート用ドリルビット
- 集塵機、掃除機またはブロアー
- 保護具(安全メガネ、手袋、マスクなど)
(必須では無いがあったら便利な物)
- チョーク、マーカー
- 墨出し器
- ドリル用ガイド
- 水平器
- マスキングテープ
- ノギス
各道具についての解説
ハンマードリルと振動ドリルについて

ハンマードリルの特長
・本格的な打撃機構により強力な打撃と回転で削り砕く事が可能
・専用のビットが必要(SDSプラス、SDSマックス等)
・重作業、連続での作業に適している
・全体的高価で重量もありプロ仕様

振動ドリルの特長
・内部のギアを振動させて振動による軽い打撃と回転で削っていく
・ドリルの取り付けは普通のチャック式の為、一般的なドリルビットも使用可能
・こちらは打撃力は弱いが比較的安価で軽作業やDIY向け

ドリルビット(コンクリート用)
コンクリート用のドリルビットには硬い素材に穴をあける為に刃先に超硬チップがついています
木工用のドリルビットをコンクリートに使用するとほとんど穴が開かず、ドリルが摩耗したり破損する事があるので必ずコンクリート用を使用する様にしましょう

集塵機
コンクリートの穴あけ作業では、大量の粉塵が発生する為、集塵機を使用することで、粉塵の飛散を抑える事が可能です

防塵マスク、安全メガネ(ゴーグル)
コンクリートの粉塵の吸引や飛んでくる破片から目を守る為に着用必須

耳栓
コンクリート穴あけには非常に大きな音が出るので長時間使用するなら耳栓は必要です

手袋
大きな振動により振動障害になる可能性もある為、防振手袋があると良いです

安全靴
大きな破片やコンクリートの転倒、使用している工具の落下などから足元を守る為に必要となります
コンクリートに穴あけをするまでの流れ
1.安全確認、保護具の着用
①作業スペースを確保して必要であれば電源の確認
②防塵マスク、保護メガネ、耳栓、手袋など保護具着用
③穴をあける付近または裏側に傷付けてはいけない物がないか確認(柱や鉄筋、電気の配線、水道管など)
2.穴の位置のマーキング
穴をあけたい所にあらかじめ印を打っておく
チョークやマーカーで×印を付けておくと良い
(必要であれば墨出しまでして正確な位置と角度を確認するとなお良い)
3.工具の準備
ハンマードリル(または振動ドリル)と開けたい穴の大きさのドリルビットを用意して取り付ける
4.穴あけ作業
①電源が必要なタイプのドリルであれば電源に接続してドリルをセットする(バッテリータイプであればバッテリーをセットする)
②まずは垂直に軽く押し当ててドリルの重みでゆっくりと回転してあけていく
③安定して掘り進めていけたら徐々に力を加えていき目的の深さまで掘り進める
5.穴あけ後
①目的の深さまで掘り進めたら(または貫通したら)ゆっくりと引き抜く
②穴の状態を確認し内側の清掃
③使用した道具の点検、粉塵による汚れなどの清掃
④周りの粉塵や破片などの掃除
まとめ
コンクリートに穴をあける場合には専用の道具がいくつもありますので、自分の目的にあった道具を適切に選ぶようにしましょう
穴あけ作業時には粉塵が舞ったり破片が飛んできたりする事もありますので、安全の為に必ず保護メガネやマスクなど保護具を着用する必要があります
最初はコンクリートブロックで練習しておくとイメージが掴みやすいと思いますのでおすすめです
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