今回は、ドリルチャックの選び方について解説していきます
ドリルチャックは、ドリルビット(刃)を固定する部分のことです
適切なチャックを選ばないと、ビットが空回りしたり、作業効率が大きく下がってしまいます
ドリルチャックの主な種類
1. キーレスチャック(手締め式)
• 特徴:工具不要で手だけで締め付け可能
• メリット:現場での取り外しがスピーディ
• デメリット:トルクが強いと緩みやすい
• 向いている作業:軽作業・木工・DIYなど
2. キーチャック(スパナ締め式)
• 特徴:チャックキー(専用工具)で締めるタイプ
• メリット:強く固定でき、空回りしにくい
• デメリット:キーの紛失リスクあり
• 向いている作業:金属加工、ハードな現場
3. SDSチャック(差し込み式)
• 特徴:ビットを差し込むだけで装着
• メリット:素早く確実に取り付け可能、耐久性が高い
• デメリット:専用ビットが必要
• 向いている作業:コンクリート穴あけ、ハンマードリル系
ドリルチャック選びのポイント
チャックサイズを確認
一般的には 1.5〜13mm対応 が多いが、大型機はそれ以上もあります
使用するドリルビットのシャンク径に合ったチャックを選ぶ
ドリルの種類との相性
インパクトドライバーなら「六角軸チャック」
電気ドリルなら「キーレス」or「キーチャック」
ハンマードリルなら「SDSチャック」
作業内容で選ぶ
木材加工中心 → キーレスが便利
鉄や厚物 → キーチャックやSDSタイプがおすすめ
実際によくある失敗例
• チャックに合わないビットを無理につけて空回り
• キーレスチャックが緩んで作業中にビットが脱落
• SDSビットを一般チャックに差し込もうとして破損
まとめ
ドリルチャックは「なんでもいい」ではありません!
用途や機種に合ったチャックを選ぶことで、作業効率も安全性も大きくアップします。
ドリルを選ぶときには、チャックの仕様を必ず確認しましょう!
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