失敗しないホースの種類と選び方を解説

エアホース 配管類

現場ではホースの選定ミスがトラブルの原因になることも。

用途に合ったホースを選ぶ重要性を紹介します。

とりあえず安いやつを買っておけばいいと思って選ぶと、失敗の原因になりかねません。

この記事では、用途別のホースの種類や、選定時に押さえておきたいポイントを現場目線でわかりやすく解説します。

ホースの基本的な種類と用途

ホースとひとくちに言っても、その種類は多岐にわたります。ここでは、よく使われる主要なホースのタイプを紹介します。

エアホース


エアコンプレッサーやエア工具に接続して使用するホースです。

軽くて柔らかく、取り回しがしやすいウレタン製やナイロン製が主流

ホースのねじれにくさや軽さが作業効率を左右します。



ウォーターホース(散水・給水用)


水道やタンクに接続して使うホース。洗車・清掃・仮設水道など幅広く使われます。

屋外で使用することが多いため、耐候性や紫外線対策がされているものがおすすめです。



油圧ホース


重機や高圧機器で使われる専用の高圧ホース。ゴム製にスチールワイヤーで補強されており、圧力に強いのが特徴です。接続金具の互換性にも注意が必要です。


耐薬品ホース・ケミカルホース


溶剤や酸・アルカリ系の液体を扱う場合に使用。PVCやフッ素系素材など、薬品に応じた材質の選定が必須です。


吸排水ホース(フレキホース)


ポンプと組み合わせて、泥水や廃水を吸い上げたり排出したりするためのホース。内径が太めで、折れにくいスパイラル構造のものが多いです。

用途別のホースの選び方ポイント

用途重視すべきポイント
エア工具柔軟性・耐圧・軽さ
高圧洗浄機接続口サイズ・耐圧性
給排水内径と流量・ホースの耐久性
油圧機器耐圧・安全規格・継手の互換性
溶剤・薬品耐薬品性・材質チェック

ホース選びでよくある失敗例

• 「エアホースが硬すぎて取り回しづらい」
ウレタンやナイロン系を選ぶのがおすすめ。

• 「水圧に耐えられず破裂した」
使用機器の圧力(MPa)と、ホースの耐圧性能をしっかり確認。

• 「継手が合わなくて接続できない」
規格違いやオスメスの勘違い等が原因。

事前にホースの内径・外径、継手の種類(ワンタッチ・ネジ式など)を確認しておくこと。

現場で便利なホース関連アイテム紹介


• ホースリール
絡まり防止、移動・収納も楽。



• ホースバンド
接続部の漏れ防止に。



• カプラ
着脱がワンタッチで可能、エア工具の切り替えがスピーディー。

まとめ

ホースは「使い勝手」「耐久性」「接続のしやすさ」で選ぶ

安さだけで選ぶと現場で手間や事故の原因になる

ホースは毎日使う現場道具の一つであり、選び方で作業効率も安全性も大きく変わりますので用途に合った物を選定しましょう!

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