今回は研磨作業でよく使う「ペーパーディスク」と「ゴム砥石」について、現場での使い分けやポイントを解説していきます。
ペーパーディスクとは

ペーパーディスクは、ディスクグラインダーなどに装着して使うサンドペーパー状の研磨材です。
木材や鉄、ステンレスなどの表面のサビ落とし、塗装剥がし、バリ取りに使われます。
ペーパーディスクの特徴
• 番手のバリエーションが豊富(#36~#400など)
• 使い切りで交換が簡単
• ガッツリ削れるけど、熱を持ちやすい
• 柔らかい素材にはやや不向き
現場での活用例
• 鉄骨のサビ落とし
• 塗装前の下地処理
• コンクリート面の軽い整え作業
ゴム砥石とは

ゴム砥石は、ゴムに砥粒を練りこんだ軸付き砥石で、主にリューターや電動ドリルで使用します。
ゴム砥石の特徴
柔らかい当たりで微細な研磨が可能
• ステンレスやアルミなどの仕上げ
• 鏡面処理前の研磨に最適
• 音が静かでコントロールしやすい
• 目詰まりしにくいタイプもあり
現場での活用例
• アルミ部品のバリ取り
• ステンレスの溶接焼け除去
• 細かい隙間や曲面の仕上げ磨き
ペーパーディスクとゴム砥石、どう使い分ける?
用途 | ペーパーディスク | ゴム砥石 |
荒削り | ◎ | △ |
サビ落とし | ◎ | △ |
バリ取り | ○ | ◎(細かいバリに) |
表面仕上げ | △ | ◎ |
曲面・凹部の処理 | △ | ◎ |
ザクッと落としたいならペーパーディスク、仕上げたいならゴム砥石が基本
ゴム砥石は目詰まりしにくいタイプ(WA系)を選ぶと長持ちします
熱を持ちやすい作業では休みながらが鉄則。焦がすと手間が倍増です!
まとめ
どちらも研磨作業には欠かせないアイテムですが、使いどころを間違えると効率がガタ落ちします。
「まずペーパーディスクで荒く」「仕上げにゴム砥石」という流れが鉄板です。
用途に合わせて、道具も使い分けていきましょう!
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