ポリカーボネイトとは?現場で使える特徴と用途を解説!

ポリカ板 材料

屋根材、カーポート、工具ケースなど、現場で見かけることの多い「ポリカーボネイト(ポリカ)」ですが、実際にはどんな素材かご存じでしょうか?

今回は、工事現場やDIYで役立つ「ポリカーボネイト」の特徴や使いどころについて、実際の使用感を交えてご紹介します。

ポリカーボネイトとは?

ポリカーボネイトは、透明性と耐衝撃性に優れたプラスチック素材です。

科学的には熱可塑性樹脂の一種で、略して「ポリカ」とも呼ばれています。軽くて割れにくく、ガラスの代替材として多くの分野で使用されています。

なぜポリカは使われているのか?

なぜ現場でポリカがよく使われているのか?

ポリカの特徴を紹介します。

① 抜群の耐衝撃性
・ポリカは「割れないガラス」と呼ばれるほど頑丈。
・アクリルの約10倍、ガラスの約200倍の強度があります。
・ハンマーを誤ってぶつけてもヒビ一つ入らないレベル。
・高所作業の落下にも強く、安心して使える。


軽くて扱いやすい
・鉄やガラスに比べて圧倒的に軽量。施工性が高く、持ち運びも楽。
・屋根を張るのに一人でも作業が容易。
・軽いので脚立の上でも扱いやすい。

③ 高い透明度
・ポリカは光をよく通すため、採光材としても人気。
・紫外線カット加工されたものも多く、屋根材にぴったり。
・カーポートの屋根や、テラスの目隠しパネルなどで採光とプライバシーのバランスが取れる。

④ 耐熱・耐寒性
・ポリカは-40℃~120℃の温度に耐えられるので、屋外使用にも安心。
・北海道の冬でも割れずに使えたという声もあり。

ポリカーボネイトの主な用途

屋根材:カーポート、テラス、倉庫など

保護カバー:機械のカバー、安全ガードなど

DIY:簡易窓、温室、棚板など

工具・資材:工具箱のフタ、電動工具の部品など

アクリルとの違いは?

耐衝撃性透明度加工性価格
ポリカ◎(非常に高い)○(やや青みあり)
(少し慣れが必要)
やや高め
アクリル△(割れやすい)◎(非常にクリア)
(カットしやすい)
安め

【選び方のポイント】

・強度が欲しいならポリカ

・仕上がりの美しさを重視するならアクリル


加工・施工時の注意点

• 切断は細歯のチップソーやホールソーが◎

• 穴あけ時はヒビ割れ防止のためにドリルに当て板推奨

• UV加工面がある場合は表裏の向きを確認


まとめ

「割れない」「軽い」から選ばれる素材

ポリカーボネイトは、強度・軽さ・透明性を兼ね備えた万能素材です。

現場でもDIYでも「壊れにくさ」が求められる場面に最適。

特に、屋根材や安全カバーなど壊れると困る場所では、ポリカが第一選択になることも多いです。


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