ドリルを選ぶとき、刃のサイズや材質ばかりに目がいっていませんか?
でも実は、「シャンク(軸)」の形状やサイズによって、作業効率や安全性が大きく変わってくるんです。
今回は、意外と見落とされがちな“シャンク”について、現場目線でわかりやすく解説していきます。
シャンクって何?
• シャンクとはドリルの持ち手(チャックにくわえる部分)
• チャックとの相性が悪いと、空回りや脱落の原因にも
• シャンク形状の違いは「回転の安定性」「トルクの伝達」に直結
主なシャンクの種類と特徴
丸軸(ストレートシャンク)
• 一般的な電動ドリルやインパクトに対応
• 安価で汎用性が高いが、トルクが高い作業では空転しやすい
六角軸(六角シャンク・6.35mmなど)
• インパクトドライバー向け
• トルクの伝達がしやすく、しっかり固定される
• DIYユーザーにも人気
SDSシャンク(SDSプラス/SDSマックス)
• ハンマードリル用
• 打撃機構に対応し、コンクリートやモルタルの穿孔に最適
• チャックに差し込むだけでワンタッチ装着可能
三角軸(トライフラットシャンク)
• 丸軸の滑りを防ぐ形状
• 一般的なチャックに対応しつつ、空転を防止
• 金属加工などに便利
シャンク選びで失敗しないために
電動工具に合ったシャンクを選ぶのが基本
シャンクが合っていないと…
• ドリルが空回りする
• 作業効率が落ちる
• 工具やビットを痛めるリスクも
実際によくあるトラブル
• 六角軸のドリルを普通のチャックに入れて空回り
• SDSビットを通常のドリルに無理やり装着してブレる
• シャンク径が微妙に合わず振動が出る
まとめ
ドリルは刃だけじゃなく“軸”も大事!
• シャンクの形状を知っておくだけで、工具選びや作業効率が劇的に変わる
• ドリル選定のポイントは「刃・用途・シャンク」の三点セット!
シャンクの形状を理解しておけば、
• 作業の効率が上がる
• 工具やビットを長持ちさせられる
• トラブルやケガのリスクも減らせる
という大きなメリットがあります。
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